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マネジメント検定(MQT)とは?メリット・難易度・勉強法を合格者が解説

2025-05-26

マネジメント検定とは?概要や難易度・合格率を解説

「部下の育成に悩んでいる」「管理職としてのスキルを体系的に学びたい」「キャリアアップのために、自分のマネジメント能力を客観的に証明したい」

現代のビジネスシーンにおいて、マネジメントスキルは役職を問わず多くのビジネスパーソンにとって重要な能力となっています。特に、変化の激しい時代においては、的確な状況判断とリーダーシップでチームを導くことのできる人材が強く求められています。

そこで注目を集めているのが、「マネジメント検定(MQT)」です。

この記事では、マネジメント検定(MQT)とはどのような資格なのか、取得するメリット、各級のレベルと対象者、試験の難易度や合格率、そして効果的な学習方法まで、網羅的に解説します。MQTに関心のある方、受験を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

筆者はWEBマーケティング歴5年、常時30社以上のクライアントを担当する中で、チームマネジメントやプロジェクト管理の重要性を実感し、マネジメント検定3級を取得しました。実際の受験経験も踏まえてお伝えします。

マネジメント検定とは?~変化の時代に求められる管理職の羅針盤~

マネジメント検定(Management Qualification Test, MQT)とは、一般社団法人 日本経営協会が実施するマネジメントの知識と経営課題解決能力が一定水準に達していることを資格認定する検定試験です。

マネジメントに関する基礎・専門的知識、経営課題解決能力が一定水準に達していることを全国レベルで資格認定する検定試験です。Ⅲ級、Ⅱ級、Ⅰ級のグレード構成と新設「マスター」資格の構成となっています。

出典:マネジメント検定 | マネジメント検定®とは

特定の業種や職種に偏らず、あらゆる組織におけるマネジメントの共通基盤となる知識を体系的に学ぶことができます。変化のスピードが速く、多様な価値観が共存する現代社会において、マネジメント検定は管理職やリーダーが自信を持ってチームを率いるための「羅針盤」のような役割を果たします。

マネジメント検定を通じて、人材育成、チームビルディング、目標設定、問題解決といったマネジメントの根幹をなす要素を基礎からしっかりと身につけることで、日々の業務における判断力や対応力を高めることが期待できます。

なぜ今マネジメント検定?取得する5つのメリット

MQTを取得することには、多くのメリットがあります。ここでは、代表的な5つのメリットをご紹介します。

  • メリット1:体系的な知識の習得
    • OJT(On-the-Job Training)だけでは断片的になりがちなマネジメント知識を、基礎から応用まで体系的に学ぶことができます。これにより、自身の経験則だけに頼らない、理論に裏打ちされたマネジメントの実践が可能になります。
  • メリット2:客観的なスキルの証明
    • 合格することで、自身のマネジメントスキルを客観的に証明できます。これは、社内での昇進・昇格はもちろん、転職活動においても大きなアピールポイントとなります。「マネジメント経験あり」というだけでなく、「マネジメント検定◯級取得」という具体的な実績は、あなたの市場価値を高めるでしょう。
  • メリット3:実践的な課題解決能力の向上
    • マネジメント検定の学習を通じて、実際のマネジメントシーンで直面するであろう様々な課題(部下のモチベーション管理、目標達成に向けた戦略立案など)への対処法を学びます。これにより、現場での問題解決能力が向上し、より効果的なチーム運営が可能になります。
  • メリット4:部下との良好な関係構築
    • マネジメントの要諦は「人」にあります。マネジメント検定で学ぶ人材育成やコミュニケーションの知識は、部下一人ひとりの特性を理解し、信頼関係を築き、その能力を最大限に引き出す上で大いに役立ちます。
  • メリット5:自信の向上とキャリアパスの明確化
    • 体系的な知識と客観的なスキルの証明は、マネージャーとしての自信に繋がります。また、自身の強みや弱みを把握することで、今後のキャリアパスをより具体的に描くことができるようになります。

マネジメント検定のレベルと対象者|あなたに合うのはどの級?

試験は4つのレベルに分かれており、それぞれが異なる難易度と範囲をカバーしています。

試験レベル

  • Ⅲ級:経営学(マネジメント)に関する基礎・基本的知識を習得しているかを判定
  • Ⅱ級:マネジメントに関する知識、課題を解決するために必要となる知識を習得しているかを判定
  • Ⅰ級:ビジネスシーンで直面する諸課題に対して、最適な理論や思考法をもとに、解決策を提案できる知識を習得しているかを判定
  • マスター:新設される「マスター」の試験内容は現在検討中

試験形式

グレード 出題形式 試験時間 受験料 合格基準
Ⅲ級 多種選択問題
(4肢択一) 50問
60分 6,600円
(消費税込み)
100点満点中60点以上
Ⅱ級 多種選択問題
(4肢択一) 100問
120分 11,000円
(消費税込み)
100点満点中60点以上
かつ各科目正答率40%以上
Ⅰ級 事例研究問題
(記述式)1題2問
60分 22,000円
(消費税込み)
100点満点中70点以上

科目・出題範囲

科目・出題範囲は、Ⅲ級が「企業論」「経営戦略論」「機能別戦略」「人的資源管理論・組織構造論」「経営管理論・経営組織論」、Ⅱ級が「マネジメント」「人的資源管理」「マーケティング」「会計・ファイナンス」です。

Ⅰ級は「マネジメント」「HRM」「マーケティング」「会計・ファイナンス」に関する実践的マネジメントに加え、最新のビジネストレンド等にも対応できる課題解決能力が求められます。

Ⅲ級

科目 内 容
企業論 経営とは、企業とは(経営学から何を学ぶか、企業のかたち、大規模な株式会社における企業統治、日本型企業システムなど)
経営戦略論 どうすれば企業は目標を達成できるか(企業経営と全社戦略、全社戦略としての成長戦略、全社的な経営資源の配分、事業ごとの競争戦略(事業戦略)、経営戦略論の時代的変遷など)
機能別戦略 どのように戦略を実行に移すか(マーケティング戦略の基礎、研究開発戦略と生産戦略の基礎、財務戦略の基礎(会計)など)
人的資源管理論・
組織構造論
人と組織をいかにマネジメントするか(人と組織のマネジメント、経営組織の形態など)
経営管理論・
経営組織論
マネジメント理論はどう展開してきたか(伝統的な管理論、ホーソン実験と人間関係論、近代的な管理論、行動科学にもとづく動機づけとリーダーシップの理論、比較的新しい組織論の分野など)
出典:マネジメント検定 | 検定要項(Ⅲ級)

Ⅱ級

科目 内 容
マネジメント マネジメントの基本、経営戦略、機能別戦略(研究開発戦略、生産戦略、情報化戦略)組織のマネジメントなど
人的資源管理 人的資源管理の原則、人事制度と雇用管理、労務管理と労使関係、人と組織に関するマネジメント理論など
マーケティング 市場と企業の関わり、標的市場の選定、製品戦略、価格戦略、チャネル戦略、プロモーション戦略など
会計・
ファイナンス
企業経営と会計、決算書類と企業経営、経営財務分析、企業価値、損益分岐点計算など
出典:マネジメント検定 | 検定要項(Ⅱ級)

Ⅰ級

  • マネジメント検定Ⅱ級(マネジメント実践1・2)公式テキストに掲載している「マネジメント」「HRM」「マーケティング」「会計・ファイナンス」に関する実践的マネジメントに関する知識。
  • 最新のビジネストレンドや企業事例などの知識。
  • ビジネス課題を的確に捉え、解決に導くことができる能力。

出典:マネジメント検定 | 検定要項(Ⅰ級)

試験日

マネジメント検定は毎年6月中旬~7月下旬と11月初旬~12月中旬の年2回実施されます。

Ⅲ級、Ⅱ級は約1ヶ月、Ⅰ級は約2週間程度を予定しています。

試験会場

全国約300か所以上のCBT試験機関の全国テストセンターの中からご希望の日時・会場をお選びいただけます。

結果発表

Ⅲ級・Ⅱ級は、即時判定され、試験終了後に会場にてスコアレポートが配布されます。

Ⅰ級は、後日発表され、試験終了後に会場にて終了レポートが配布されます。合否と得点は、試験期間終了日より6~8週間後に、マイページよりご確認いただけます。

マネジメント検定の難易度・合格率|しっかり対策すれば怖くない!

旧 経営学検定検定と比べると、合格率はやや低くなっている傾向にあります。※旧制度の受験者数、合格者数は2003~2022年度の累計数から集計

難易度としては、合格率40%前後ですので、しっかりと対策を行っていれば、十分合格できる試験になっています。

マネジメント検定Ⅲ級合格者

マネジメント検定 年度 受験者数 合格者数 合格率
Ⅲ級 2024 1,151 594 51.6%
2023 1,152 439 38.1%
旧経営学検定初級
(Ⅲ級に相当)
2003~2022 39,495 18,103 45.8%
出典:マネジメント検定 | マネジメント検定®とは

マネジメント検定Ⅱ級合格者

マネジメント検定 年度 受験者数 合格者数 合格率
Ⅱ級 2024 804 330 41.0%
2023 554 217 39.2%
旧経営学検定中級
(Ⅱ級に相当)
2003~2022 10,888 4,791 44.0%
出典:マネジメント検定 | マネジメント検定®とは

【体験談】筆者自身の受験体験(難易度・感想)

マネジメント検定Ⅲ級

マネジメント検定_Ⅲ級
合格証書:マネジメント検定_Ⅲ級

当サイトの筆者が、実際にマネジメント検定3級を受験した際のリアルな体験談を下記ページにまとめました。

具体的な学習時間や使用教材、試験当日の様子、そして率直な難易度や感想などを詳しくレポートしています。

これから受験を考えている方は、ぜひ学習計画や心構えの参考にしてみてください。

▼筆者のマネジメント検定3級 受験体験記はこちら!

合格へのロードマップ|おすすめの勉強方法

マネジメント検定合格に向けた効果的な学習方法と、必要な学習時間の目安をご紹介します。

勉強法

  1. 公式テキストの活用
  2. 練習問題集(過去問題集)の活用
  3. 試験対策パックの活用:1と2に加え、試験対策動画付き

1. マネジメント検定試験 公式テキスト

公式テキストは、マネジメントの理論的知識と企業経営上重要な課題がバランスよく学習できるように構成されており、学問的体系と経営実践的観点の両方を理解しやすくなっています。

また、テスト範囲の内容を理解するためにも、公式テキストの利用は必須です。

公式テキストは、全国の主要書店(テキスト販売書店)や日本経営協会のECサイトでも購入できます。

2. 練習問題集(Ⅱ級・Ⅲ級)

練習問題集(Ⅱ級・Ⅲ級)は、出題傾向やレベルを把握し、試験対策として実戦的な学習ができます。

また、市販で売られている問題集などはありませんので、何度も繰り返し問題演習を行うことで、理解を深めていきましょう。

過去問題集(過去に出題した問題収載集)とは異なりますので、注意は必要ですが、筆者がテストを受験した際は、問題受験者に問いたい内容や問題内容自体が類似して出題されているものもありました。

練習問題集は、全国の主要書店(テキスト販売書店)では購入できませんので、日本経営協会より直接購入を行う必要があります。

3. 試験対策パック

公式テキストと練習問題集に加え、試験対策動画が付いた試験対策パックもあります。

最短ルートで合格を目指したい下記のような方におすすめで、試験範囲の要点を、公式テキストの章立てに沿って、ビジネスシーンの事例を交えながら丁寧に解説した動画です。

おすすめな方:最短ルートで合格を目指す人

  • どこから勉強を始めよう?
  • テキストを丸ごと覚える必要はある?
  • 講師の解説があれば、わかりやすい!
  • 挑戦するからには、受かりたい!

出典:マネジメント検定 | マネジメント検定Ⅲ級試験対策パック

マネジメント検定合格後のキャリア|知識をどう活かす?

MQTで得た知識は、様々な場面で活かすことができます。

  • 日々のマネジメント業務:
    • 部下へのフィードバック: 学んだ理論に基づき、具体的で建設的なフィードバックができるようになります。
    • 目標設定: チームや個人の目標を、より戦略的かつ具体的に設定し、達成へと導くことができます。
    • チームビルディング: メンバー間のコミュニケーションを活性化させ、一体感のある強いチームを作り上げることができます。
    • 問題解決: 発生した問題に対して、冷静に原因を分析し、効果的な解決策を導き出すことができます。
  • キャリアアップ:
    • 昇進・昇格: マネジメント能力を客観的に証明できるため、昇進・昇格の選考において有利に働く可能性があります。
    • 転職: 異業種・異職種への転職や、より高いポジションを目指す際に、強力なアピール材料となります。履歴書の資格欄には「マネジメント検定〇級 合格」と記載しましょう。
  • 企業内での評価:
    • 企業によっては、マネジメント検定取得を奨励していたり、人事評価の参考項目としている場合があります。マネジメント検定取得は、自己啓発への意欲や、会社への貢献意欲を示すことにも繋がります。

マネジメント検定は、取得して終わりではありません。学んだ知識を日々の実践で活かし、試行錯誤を繰り返すことで、真のマネジメント能力が身についていくのです。

マネジメント検定の学習にAIを活用する方法

最近では、ChatGPTやClaudeなどのAIツールを活用してマネジメント検定の学習を効率化することも可能です。筆者は2024年の受験時にはテキスト中心で学習しましたが、今から受験するなら以下の方法を取り入れると効率的です。

  • 用語の理解を深める:テキストの説明だけでは分かりにくい経営理論(例:コンティンジェンシー理論、SL理論)をAIに「具体的なビジネスシーンで説明して」と聞くと、実務に紐づけて理解できます
  • 模擬問題の生成:「マネジメント検定3級の〇〇分野について、4択問題を5問作って」と指示すると、テキストにない切り口の問題で理解度を確認できます
  • 弱点分析:間違えた問題をAIに入力し「なぜこの選択肢が正解なのか、他の選択肢が不正解な理由を解説して」と聞くと、曖昧な理解を潰せます

ただし、AIの回答は必ず公式テキストと照合してください。試験は公式テキストが正解の基準です。

まとめ|マネジメント検定で、信頼されるリーダーを目指そう!

マネジメント検定は、マネジメントの基礎知識を体系的に学び、そのスキルを客観的に証明できる、現代のビジネスパーソンにとって非常に価値のある資格です。

マネジメント検定の学習を通じて得られる知識は、日々の業務における課題解決能力を高め、部下との信頼関係を築き、チームの成果を最大化するための大きな力となるでしょう。そしてそれは、あなた自身のキャリアアップにも確実に繋がっていきます。

もしあなたが、 「マネジメントスキルを向上させたい」 「自信を持ってチームを率いたい」 「キャリアの可能性を広げたい」 と考えているなら、マネジメント検定への挑戦を検討してみてはいかがでしょうか。

まずは、マネジメント検定公式サイト(https://www.mqt.jp/)を訪れて、さらに詳しい情報をチェックし、あなたに最適な一歩を踏み出してみてください。MQTは、あなたが信頼されるリーダーへと成長するための、確かな道しるべとなるはずです。

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  • この記事を書いた人
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伊達 俊輔

WEBマーケター / データアナリスト(三重県出身)
常時30社以上のLINE公式アカウント運用を通じて、GA4・Looker Studio・BigQueryを使ったデータ分析を日常的に実践。
「数字で語り、仕組みで成果を出す」をモットーに、SEO・広告・CROの実務ノウハウを発信しています。
ウェブ解析士 / マーケティングテクノロジスト。

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